2015年05月01日(金)

Rd.1-2 SUZUKA

Rd.1-2 鈴鹿サーキット 4/18-19

 

 

2015 全日本F3選手権 第1戦/第2戦  鈴鹿サーキット

第1戦決勝:4月18日(土) 第2戦決勝:4月19日(日)

 

小河諒 開幕大会第2戦で優勝

 

全日本フォーミュラ3選手権シリーズの開幕大会となる第1戦と第2戦が、4月18日から19日の二日間に亘り、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットにて開催された。
4月の半ばというのに二日間共に重い雲に覆われ、鈴鹿地方は寒さを感じるほどであった。

 

《フォーミュラ3というレース》
モータースポーツは、車両というハードウェアとそれを操る人間のヒューマンウェアが一体となり、決められた距離をいかに速く走り抜くかという競技である。そこに作戦・攻略法などのソフトウェアが加味されることで更なる速さを追求するという一途さは他のスポーツと何ら変わらない。
そのモータースポーツにも使う道具や駆動の排気量の規定によって多くの種類(カテゴリー)の競技内容がある。
数あるレースの中でフォーミュラ3(F3)というレースは、2000ccのエンジンを用いた世界自動車連盟(FIA)の規則に則って開催されている、プロフェッショナルなレーシングドライバーを目指す若者たちのためのレースといえる。
プロフェッショナルレーシングドライバーになるためには、ドライビング技術に優れているだけではプロの頂点に立つことはできず、道具であるマシンやエンジン、タイヤというハードウェアをいかに自分のドライビング技術に合わせ込むことができるかという能力も求められる。それらの貴重な経験を積む場がF3というカテゴリーである。
日本ではプロフェッショナルを目指す若者のために、よりプロフェッショナルに近いクラスの“チャンピオンクラス<Cクラス>”と経験を積むための“ナショナルクラス(Nクラス)”の二つに細分化されている。
NクラスはCクラスより1世代旧型のマシンにトヨタのワンメイクエンジンを使用することで、マシンやエンジン、タイヤのセットアップを学びながらドライビング技術を習得していくという入門的なクラスで、小河諒選手はそのNクラスへTOM’Sから参戦する。
「若い人を育てる」という参戦目的は、KeePer技研の「人を育てる」という理念に合致していることから今年の全日本F3選手権シリーズNクラス38号車小河諒選手を支援させていただくこととなった。
発展途上にある若者により多くのレース経験を積ませることを目的とした2015年のシリーズ8大会で、各大会2レース制(第2大会もてぎは3レース開催)の17レースで戦われる。その開幕大会第1戦と第2戦が鈴鹿サーキットで幕を開けたのである。

 

《予選》
第1レースと第2レースの予選はそれぞれ10分ずつ分かれて行われる。第1レースの予選は4月18日の午前10時20分から行われた。
僅か10分しかない。38号車小河は予選開始から少し間を置いてコースイン。マシンの状況、路面とタイヤのマッチングを確認しながらコースを攻略していく。計測開始1周目は1‘56.665のタイム。悪いタイムではない。10分という予選ではアタックチャンスは2回ほどしかない。次がラストチャンスである。2周目、1’56.349と0.3秒ほど縮めてチェッカーを受ける。Nクラスのトップタイムである。
第2レースの予選は10分間のインターバルを置いて午前10時40分から行われた。今回は少しでも余裕を持ってアタックすべく、開始早々にコースイン。とはいっても計測を受けるのは4周くらいしかない。緊張感が走りにも表れている。計測3周目に1‘56.192を叩き出す。第1戦の予選よりはタイムは縮んでいるものの、3号車の三浦選手のタイムより悪い。最後のアタックに入るが1’56.384と前周よりは遅い。予選2番手で終わる。
「鈴鹿で行われた事前テストでは常にクラストップのタイムで推移していたが、今回の予選は全てのコーナーでタイムを上げようという焦りばかりが先に出た。自分の精神面の弱さが露骨に出てしまった」と予選後に小河は語ったように、精神面のコントロールができないまま予選を終えた。

 

《第1戦決勝》
予選日と同じ4月18日の午後3時20分、雲間から久しぶりの太陽が見えるもとで12周の第1戦が開始された。シグナルが赤から黒に変わった瞬間、38号車小河はエンジンをストールさせてしまいスタートに出遅れてしまう。ここでも小河の焦りは消えていなかった。何とかエンジンをスタートさせ、グリッドを離れて前を行くマシンを追う。1周目は総合12位まで順位を挽回するものの、Nクラストップの3号車との間に3台のマシンが立ちはだかっている。5周目に何とか3号車の後ろまで追いつくものの、3号車を交わすまでには至らず12周のレースは終了となり、開幕デビュー戦を優勝で飾ることはできなかった。

 

《第2戦決勝》
第2戦決勝レースは4月19日午前10時40分、第1戦より5周多い17周のレースとして執り行われた。スタートでは出遅れたCクラスのマシンをうまく交わしながらも、Nクラストップの3号車を追う。3号車との差は大きく離されてはおらず、抜き去るチャンスをうかがう。5周を終えて6周目に入るグランドスタンド前の直線で3号車に並んだ小河は落ち着いた運びで1コーナーに飛び込み、3号車を交わすとその勢いを買って徐々に引き離し、危なげのない走りでチェッカーを受け、優勝を果たした。
「第2戦では優勝したものの、この開幕戦を見る限りまだまだ多くのことを学ばなければならない。これからはもっともっと学び、精神的にも逞しくなって、第3戦以降は全部勝ってほしい。また全部勝てるだけの実力はある」と関谷正徳監督は厳しい条件を出して小河を励ました。

 

F3 RESULT(Nクラス):Race1 レース結果

Pos. No. Machine Driver Time&Diff. Laps
1 3 EXEDY RACING F307 三浦 愛 23'47.631 15
2 38 KeePer TOM'S F306 小河 諒 3.055 15
3 30 B-MAX RACING F308 DRAGON 30.162 15
4 5 KRC Hanashima Racing アレックス ヤン 13.340 15
5 77 アルボルアルデアCMS306 三浦 勝 1.360 14
6 18 FSC MOTORSPORT ギョオム クニントン 24.743 13

 

F3 RESULT(Nクラス):Race2 レース結果

Pos. No. Machine Driver Time&Gap Laps
1 38 KeePer TOM'S F306 小河 諒 33'39.399 17
2 3 EXEDY RACING F307 三浦 愛 4.598 17
3 30 B-MAX RACING F308 DRAGON 34.936 17
4 77 アルボルアルデアCMS306 三浦 勝 13.092 17
5 5 KRC Hanashima Racing アレックス ヤン 4.588 17
6 18 FSC MOTORSPORT ギョオム クニントン 1Lap 16

 

 

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